- Home
- EVOメールサーバー 日本語使い方ガイド
- ルーターの設定
ルーターの設定

このページの目次
概要
ケーススタディでは、マイIPサービス によってインターリンクVPNサーバーに接続しているので、ルーターの設定は特に必要ありませんが、グローバル固定IPが割り当てられている回線を使用している場合やEVOメールサーバーのメール機能を使わない場合(CalDAV/CardDAVのみ)など、マイIPを使用しないケースでは、ルーターの設定(ポートの開放・ポートフォワーディング・ポートマッピング)を行います。
マイIPを使っている場合は、次に進んで下さい。
この作業は難しいものではありませんが、ルーターの設定画面の操作については機種により異なるので、ご自身の環境に合わせて適宜読み替えてください。
ポート開放する機器のIPアドレスが変わらないように、EVOメールサーバー用のPCにDHCP固定割当設定を行う(ルーターのマニュアルを参照)か、IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、DNSを手動で設定(ルーター側のDHCP無効+PC側のIPアドレスを固定 )しておきます。
主要メーカー(家庭向け製品)の解説ページ等
開放するポート
EVOメールサーバーでは、CalDAV/CardDAVだけを運用することも出来るので、運用する機能によって開放するポートが異なります。凡例は以下のとおり。
Mail
- Mail:メール機能を使う場合に必要
- DAV:CalDAV/CardDAV(カレンダー、アドレス帳)機能を使う場合に必要
- SMTP_SMTP STARTTLS / TCP / 25
メールを送信する際に使用される、SMTPとSMTP STARTTLSは、同じポートを使用しています。 - SMTP Submission / TCP / 587
代替送信ポートとして使用します。 - SMTP SSL / TCP / 465
SMTP SSL暗号化でメールを送信する際に使用します。 - POP3 / TCP / 110
POP3モードでメールを受信する際に使用します。 - POP3 SSL / TCP / 995
POP3 SSL暗号化でメールを受信する際に使用します。 - IMAP v4rev1 / TCP / 143
IMAP4モードでメールを受信する際に使用します。 - IMAP v4rev1 SSL / TCP / 993
IMAP4 SSL暗号化でメールを受信する際に使用します。 - HTTP (WebMail) / TCP / 80
Webブラウザでメールサーバにログインする際に使用します(オプション)。 - HTTP SSL (WebMail) / TCP / 443
WebブラウザでメールサーバにSSL暗号化してログインする際に使用します(オプション)。
- CalDAV_CardDAV / TCP /8008
非SSLモードでCalDAVとCardDAVを利用する際に使用します。 - CalDAV SSL/ TCP / 8443
SSL暗号化モードでCalDAVを利用する際に使用します。 - CardDAV SSL/ TCP / 8843
SSL暗号化モードでCardDAVを利用する際に使用します。
- RDP / TCP / 3389
EVOメールサーバーをリモートデスクトップで制御する際に使用します(オプション≒不要)。
Huawei製 HG8045jのポート解放例
ブラウザのアドレスバーに http://192.168.1.1(HG8045j のデフォルト IP アドレス: 192.168.1.1)を入力してログイン画面を開きます。

④ ポートフォワーディング(ポート開放)の設定画面が開いたら、前述の「開放するポート」を全て設定します。※メール機能を使わない場合は3種類。
- アプリケーション名
リストに追加した時に分かりやすいものを付けます(ex:ポート番号+通信内容)。 - デバイス(IP)
プルダウンメニューからEVOメールサーバーがインストールされたPCを指定するか、EVOメールサーバーの内部IP(LAN側のIPアドレス)を手入力します。 - LAN側ポート
開放したいポート番号を入力します。 - プロトコル
TCPを選択します。 - WAN側ポート範囲
開放したいポート番号を入力します。開始・終了いずれも同じ。 - 許可されたリモートIPアドレス
すべてのIPアドレスを選択します。 - WAN接続
特に変更不要。