Googleドライブ の音楽をストリーミングで聴く(2)

スマホからGoogleドライブの音楽を聴く

前のページでは、Googleドライブへ音楽をアップロードし、ブラウザを使って音楽を再生しました。

ここでは2種類のスマホアプリを例にして、スマホからGoogleドライブ 上に保存した音楽ファイルをストリーミング再生する方法を紹介します。

iOSアプリ

AVPlayer (無エンコード 字幕 再生速度調節) – EPLAYWORKS

AVPlayer は、動画再生と音楽再生機能を備えたアプリです。日本語に対応し、音楽再生アプリに欠かせないバックグラウンド機能もついています。ここではiPad版の画面で使い方を説明します。ストリーミング再生についてはドコモのLTEテザリングでおこないましたが問題なく再生できました。

ダウンロード

AVPlayer

Googleドライブへの接続

アプリを起動したら画面右の3つのメインメニューの上から2番目「Wi-Fi TRANSFER」をタップします。
「NetWork」の画面に移り、各種ネットワークへの接続設定メニューがアイコンで表示されたら、右下の「Google Drive」をタップします。
ログイン画面が表示されたら Googleドライブ に音楽を保存してあるGoogleアカウントでログインします
AVPlayerが Googleドライブ にアクセスするための権限を許可するかを聞いてきますので、「承認する」をタップします。

アプリの基本操作

AVPlayerが Googleドライブ に接続されフォルダ一覧が表示されました。画面の例ではGoogleドライブで作成した「音楽」フォルダが表示されています。
「音楽」フォルダをタップするとフォルダ内の音楽ファイルが一覧表示されます。ファイル名をタップすれば再生が開始されます。具体的な曲名はモザイク処理していますが文字化けしているわけではありません。
再生中の画面。動画プレーヤーらしく、再生速度が調整できるのが嬉しいところ。学生さんなど講義の録音などを速聴したりするのにも良いかもしれません。

その他の操作

画面右上のボタンでファイル操作モードに切り替えると、ファイルが選択できるようになり削除やダウンロードをすることができます。
画面左下の虫眼鏡ボタンをタップするとファイルの並べ替えメニューが表示されます。
「NetWork」画面の右上の歯車アイコンで Googleドライブ からログアウト(切断)できます。

再生設定について

速度やボリュームのジェスチャーコントロール、バックグラウンド再生、フォルダ内のファイルの連続再生などを設定することでより便利に使うことができます。特にバックグラウンド再生や連続再生を設定することで、音楽プレーヤーとしての使い勝手が向上します。

再生設定は、メインメニューから3番目の「SETTINGS」をタップし、「メディアプレーヤー」や「再生コントロールのジェスチャー」からおこないます。設定画面は日本語表記のため迷うことはないと思いますので詳しい説明は省略します。

クラウドストレージサービスに対応したその他のiOSアプリ

音楽再生機能に特化しているタイプですがこちらも使えそうです。

参考

CloudBeats

Androidアプリ

CloudAround Music Player

CloudAround は Googleドライブだけでなく、DropBox や OneDrive(旧SkyDrive)など多彩なクラウドストレージサービスに対応した音楽プレーヤーです。

ダウンロード

CloudAround Music Player

アプリ紹介ページの日本語訳が微妙ですが、デザインもなかなか凝っていてプレーヤーとしての機能も充分かと思います。無料版と有料版がありますが Googleドライブ に接続するには有料版が必要です。有料版を購入して実際に試しました。

先に結論を言いますと、広告なし+フル機能で160円ほどなら充分文句なしです。正直なところ「Google Play Music の使い方」の記事を書く前にこのアプリを知っていたら、Google Play Music に挑戦しなかったかもしれません。

Googleドライブへの接続

初回起動時のみ次の画面が表示されます。品質向上のためのデータを提供するか聞かれるのでProceed(進む)をタップします(補足参照)。
接続するクラウドサービスの選択画面が開きます。ここでは GoogleDrive をタップして次に進みます。
アプリ内で管理するアカウント名(自分がわかりやすい名前)を入力します。入力したら「Save」をタップします。
端末内に設定されているGoogleアカウントの一覧が表示されたらGoogleドライブを使用するアカウントを選択します。
Googleドライブ 内のフォルダをスキャンして音楽ファイルのリストを取得します。 Googleドライブ 内の全てのフォルダをスキャンする場合は「Scan All」、特定のフォルダのみスキャンする場合は「Scan Selected Folders」をタップします。
「Scan Selected Folders」でフォルダを選択すると以下のような確認画面が表示されるので、「Sync」をタップして同期を開始します。
Initializing(初期化中)画面とScanning(スキャン中)画面で、進行状況が表示されます。曲数と回線速度で待ち時間が変わります。
こちらはScanning画面

補足(データ送信の確認画面で「Cancel」をタップした場合)

スライド1枚目、データ送信の確認画面で「Cancel」をタップした場合は一旦アプリが終了しますが、再度アプリを起動すると確認画面がスキップされます。

再起動した際に、アプリのメニューキーから「Add or Edit Accounts」をタップし、「My Accounts」画面を開き、画面の一番下「Add New Account」をタップすると次の画面(スライド2枚目)に進むことができます。

アプリの基本操作

ライブラリ画面(メイン画面)左上の「All Songs」の箇所をタップすると 追加したクラウドサービスの名称などが表示され、ライブラリ画面に表示する音楽ファイルを保存場所ごとに絞り込めるメニューが展開します。
画面上部のタブで機能を切り替えます。アーティスト、アルバム、曲、フォルダー、プレイリストなどが用意され、各タブ間は左右のスワイプで移動可能です。
右上の虫眼鏡アイコンからは、曲の検索をおこなうことができます。
再生画面では、アルバムアートや曲名、各種再生コントロールなど標準的な機能があります。これといって難しい要素はありません。

各種設定について

メイン画面で、端末のメニューキーから「Settings」をタップするとアプリの挙動に関する詳細な設定画面を開くことができます。

ここでは詳しい説明をしませんが、アルバムアートのダウンロード設定、キャッシュデータの取り扱い、端末内の保存先の指定、画面ロックの無効化、リストのフォントサイズ、フォルダの並び順の指定などを行うことができますのでご自身の利用環境に合った設定をおこなうことができます。(特に変更しなくても使えます。)


次のページでは、GoogleドライブとPCのローカルフォルダと同期させ、PCとクラウド上の音楽ライブラリをリンクして運用する方法をご紹介します。