2015年6月24日から米国版のGoogle Play Musicでは、広告つきという条件はあるものの、ジャンル、シーン、ムード、年代で構築された膨大なプレイリストを選択して無料で音楽を聴くことが出来るようになりました!
ここでは、米国版の無料のラジオステーションのレビューと 日本から利用する場合の注意点を解説します。
概要
機能的には、Windows Mediaのラジオステーションに近く、特定の楽曲を指定して聴くことは出来ませんが、楽曲名やアーティスト名で、関連するラジオステーションを検索して聴くことも出来ます。
また、配信される楽曲数や音質は無料のインターネットラジオステーションよりも充実しています(なんと日本のアーティストの楽曲を聴くこともできます)。
サービスを利用するために特別な手続は必要なく、「Top charts(トップチャート)」「New releases(新作)」「Browse stations(ステーションを見る)」「Listen Now(今すぐ聴こう)」モードの画面に、専用のプレイリストが表示されるようになります。
「Top charts(トップチャート)」「New releases(新作)」「Browse stations(ステーションを見る)」モードで表示されるプレイリストは、特に説明の必要はないと思いますが、「Listen Now(今すぐ聴こう)」モードで表示されるプレイリストについて少し解説しておきましょう。
「Listen Now」モードで表示されるプレイリスト
このプレイリストは、ユーザーの利用状況(位置情報、時間帯、季節など)に応じて変化するらしいのですが、自宅のPCで表示させたところ、以下のようなプレイリストが表示されました。上記画像は、6/24の午後7時ごろのものですが、Making Dinnerなど、時間帯を反映したプレイリストがあり、一日の間でも様々なプレリストが表示されます。※一度に表示されるシーンは最大で6つ。日本語版Google Play Music(サブスクリプション時)では、シーン名も日本語で提供されているようです。
- Hosting a Pool Party
- Summer Break
- Brand New Music
- Making Dinner
- Unwinding
- Family Time
この他にも、ドライブやエクササイズ、就寝時間など、シーンに合わせたプレイリストがあるようです。
専用のプレイリストが表示されない!?(※米国版Google Play Musicのお話)
米国版Google Play Music使用時に、アカウントタイプが変更(ラジオステーションが解除)され、ブラウザを再読込するように促されたり、アプリ版で接続エラーが発生したりすることがあります。
2015年6月24日よりも前に、米国版Google Play Musicの利用登録をして、日本で使用を開始している場合は、以下の手順で、無料音楽配信サービスが有効になります。
- ブラウザのキャッシュをクリア
- いったんVPN接続(アメリカ経由)する
- VPN接続した状態で、Google Play Music にアクセス
- Listen Nowモードの画面に、専用のプレイリストが表示されたら、VPN接続を切断
- サービスの有効化状態を保つには、24時間に一度、VPNで接続する必要がある模様。
私は外出先では、スマホ版のHotspotShieldを使ってVPN(米国)接続した状態で、前述の「アプリの設定」>「更新」で、ラジオステーションを再有効化させています。稀に一発で再有効化できないことがありますが、その場合は、Google Play Musicアプリを再起動(アプリ終了・タスククリア・再起動・更新)を何度か試してみてください。
スマホでラジオステーションが有効にならない時
スマホで米国にVPN接続しているはずなのに、ラジオステーションが有効にならない時は、Google側でVPNサーバーの国判定を正しく認識していないケースが考えられます(うまくいかないのは、殆どの場合がこれだと思います)。
正しく国判定がされているかを確認するには、Google検索画面の一番下をチェックしてみましょう。
下の画像を参考にして、検索画面の一番下に「Google.com in English」と表示されていない場合は、VPNをいったん切断して再接続&検索して、正しい国判定になるまで繰り返します。なお、IPアドレスチェックサイトで米国と判定されていてもGoogleの判定と異なることがありますので、Google検索結果の画面で確認するのが一番確実です。
早速聴いてみる
シーン別プレイリスト(Listen Nowモード・今すぐ聴こう)
基本操作
まずは、Listen Nowモードのシーン別プレイリストを使ってみます。無料の音楽を聴くための操作は、機能的な制限があるだけで、通常の操作とほとんど変わりません。
再生コントロールから行える操作
ラジオステーションを再生した時に画面下部に表示される再生コントロールでは、再生中の楽曲のアルバムアートの他、一時停止、次の曲、ボリューム、再生キュー(再生済みのリスト)など、通常の音楽再生と同様の機能が提供されます。やや異なるのは、追加アクションボタンから行う操作です。
再生コントロールの追加アクションボタンから使える機能は以下のとおり
- Start Radio
再生中の楽曲に類似した曲を配信しているラジオチャンネルを再生します。ステーション画面は切り替わりません。 - Show mini player
Google Chromeのエクステンション使用時に、ミニプレーヤーを表示します。 - Share
ラジオへのリンクまたは、Google+で再生中のラジオを情報を共有します。 - Buy
Google PlayのMusicストアに移動して楽曲を購入できます(米国のみ)。
Top charts モード(トップチャート)
Top chartsモードでは、総合および各ジャンルのTOP100の楽曲が表示され、楽曲を取り扱っているラジオチャンネルを再生することが出来ます。チャートに表示されている曲がいきなり再生されることはありませんが、ステーションを聴いているうちにチャートに表示されている曲が流れる可能性はあります。
チャンネルを再生するには、アルバムアートをクリックして表示されるダイアログで、「START RADIO」をクリックします。
New releases モード(新作)
New releasesモードでは、新規リリースされた楽曲がジャケット写真とともに、100曲表示されます。 画面のレイアウトは異なりますが、基本的な操作は、上記Top chartsモードと同じです。
Browse stations モード(ステーションを見る)
Browse stationsモードでは、ジャンル、シーン、ムード、年代、子ども向けの5つの区分から、ラジオステーションを探すことが出来ます。ここでは例として、映画などのサウンドトラックを配信しているラジオステーションを再生してみます。
My Library モードのSTATIONSビューを活用しよう!
Google Play Musicには、膨大な数のラジオステーションがあるので、自分の好きな曲を配信しているステーションや、好きなアーティストのステーションを見つけたら迷わずMy LibraryのSTATIONSに追加しておきましょう。STATIONSに追加しておけば、いつでも好きな時に素早くお気に入りのステーションの曲を聴くことが出来ます。
※もちろんステーション名が分かるのであれば、検索ウィンドウからステーションを検索することも出来ます。