SSH不要で超お手軽!サーバー内のWordPressをZIP圧縮&解凍する方法

WordPressサイトのバックアップや復元、サーバー引っ越しの際に ファイルやフォルダをFTPで普通にダウンロードしたりアップロードするとものすごく時間がかかります。途中でエラーが発生したら目も当てられません。

ネットで「レンタルサーバー ZIP」とか「WordPress ZIP」とかのキーワードで検索すると、 SSHを使う方法や ZIPの解凍だけできるPHPプログラムに関する記事はすぐに見つかるのですが、当サイトで使用しているエックスサーバーには特定のフォルダをZIPファイルに圧縮してダウンロード機能がないので、どうせならZIP圧縮に対応したPHPプログラムがないかとずっと探していました。

で、見つけました。その名も unzipper.php 。超お手軽。

unzipper.php は、WordPressのフォルダに配置してブラウザからアクセスするだけで サーバー内のZIPファイルを解凍することはもちろん、指定フォルダをZIPファイルにしてくれる2in1のスグレモノです。なお、解凍に関してはZIPの他に .rarファイル、 .tar.gzファイル、.gzファイルの形式にも対応しています。

unzipper.phpのダウンロード

unzipper.php は名前がベタなだけに、同名のプログラムで解凍しかできない「別モノ」を提供している海外ブログが多いので、間違えないようにしましょう。以下のGitHubリボジトリからダウンロードします(無料・登録不要)。

unzipper.phpのダウンロード画面
Clone or download をクリックして さらに Download ZIPをクリックすると、ダウンロードできます。

Download ZIP ボタンをクリックすると unzipper-master.zip というファイルがダウンロードされます。作業の前にこのZipファイルを解凍して、中にある unzipper.php を取り出しておいてください。他のファイルは使わないのでゴミ箱へ。

unzipper.phpの使い方

unzipper.phpの使い方はとても簡単。一応 Zipファイルの解凍の手順、任意のフォルダをZipファイルに圧縮する手順にわけてスクリーンショットにしておきました。

解凍編

解凍したいZipファイルのあるフォルダに unzipper.php をFTPソフト等でアップロード$

unzipper.phpをアップロードしたところ

今回はWordPress関連フォルダがアップロードされているルートフォルダ(public_htmlフォルダ)直下にアップロードしました。

ブラウザから unzipper.phpを実行して Zipファイルを解凍します$

unzipper.phpの実行画面

今回は①で unzipper.phpをWordPress関連フォルダがアップロードされているルートフォルダ(public_htmlフォルダ)にアップロードしたので、ブラウザでトップページのアドレスの末尾に unzipper.php と書き足して unzipper.phpを実行しました。

unzipperの画面が表示されたら、Archive Unzipper セクションで フォルダ内で解凍したい Zipファイルを選択し、Unzip Archive ボタンをクリックすれば Zipファイルが解凍されます。

WordPressが格納されているフォルダを起点として、unzipper.php をアップロードしたファイルパスを ブラウザのアドレス欄に入力してunzipper.phpを実行します。サイトのドメインが example.com である場合を例に、代表的なパターンを挙げておきます。

wp-content フォルダの下に unzipper.phpを配置している場合

https://example.com/wp-content/unzipper.php

サブドメインで運用しているサイトのルートフォルダ(public_html/subdomain/)にアップロードした場合

https://subdomain.example.com/unzipper.php

サブドディレクトリで運用しているサイトのルートフォルダ(public_html/wp/)にアップロードした場合

https://example.com/wp/unzipper.php

※お使いのWordPressの設定によっては上記のパターンと一致しない場合もあります。

画面上部に 解凍成功のメッセージがでたら作業終了です$

解凍処理完了画面

空のWordPressサイトならほぼ一瞬でサーバー内に解凍されます。

圧縮編

圧縮したいフォルダ直下に unzipper.php をFTPソフト等でアップロード$

unzipper.phpをアップロードしたところ

ここでは、レンタルサーバーの引っ越しやサイトのリニューアルなどでWordPressサイトを丸ごとバックアップする場合を想定して、public_htmlフォルダの中身を丸ごとバックアップするため、public_html フォルダ直下に unzipper.php をアップロードしました。

ブラウザから unzipper.phpを実行して Zip Archive ボタンをクリックします$

unzipper.phpの実行画面

生成されたZipファイルをFTPソフト等でダウンロードして完了です$

unzipper.phpによってZipファイルが作成されたところ

生成されるファイル名は zipper-年月日時間.zip といった振合いになります。なお、空のWordPressサイトなら1秒程度で圧縮が完了します。

余談ですが、圧縮されたZipファイルの中に自身のファイル(unzipper.php)を含めないように出来ていて、プログラム自体のお行儀も良いようです。

unzipper.phpで生成されたZipファイルは Windows10に内蔵されている圧縮フォルダツールを使うと「フォルダーエラー 展開を完了できません」と表示されて正常に解凍されません。Windows10で解凍する場合は 7-Zip(無料ソフト) を使用して解凍してください。使い方は難しくありませんが、わからない方はネットで検索してみてください。

なお、unzipper.phpで生成されたZipファイルを unzipper.php で解凍する分には全く問題ないので、Windows10で中身を見る必要がないなら 7-Zip を使用する必要はありません。

いかがでしたか?通常運用でのWordPressのバックアップは UpdraftPlus などのプラグインを使えば十分で、そちらの方がお手軽ですが、サイトのリニューアルやレンタルサーバーの引っ越しなどの際は、手動でサイトの全部または一部をバックアップする機会もあります。とはいえ、ファイルの転送にZipファイルを使うためだけに SSHの使い方を新規に習得するのは面倒です。そんな時には unzipper.php を使ってみてください。おすすめです。