iOS標準搭載アプリにOutlook.comを設定する

Outlook.comをiPhoneやiPadといったiOSデバイスで使うには、主にMicrosoft純正のOutlookアプリを使う方法と、iOS標準搭載のメール・連絡先・カレンダー・リマインダーアプリに同期させる方法の2つがあります。

Microsoft純正アプリも使いやすいのですが、iOS標準搭載アプリを使いたい方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、標準搭載アプリでの設定方法を解説します。

iOS標準搭載のメール・連絡先・カレンダー・リマインダーアプリとOutlook.comを同期させるには、以下の手順で設定します。

iPhoneの設定アプリ➡メールをタップします。
「メール」を開く
メール設定画面の中頃にある「アカウント」をタップします。
「アカウント」を開く
アカウント一覧画面で「アカウントを追加」をタップします。
「アカウントを追加」をタップ
アカウント追加ウィザード画面で、「Outlook.com」を選択します。
「Outlook.com」を選択
Microsoftアカウントのサインイン画面が表示されたら、設定するMicrosoftアカウント(Outlook.comメールアドレス)を入力して「次へ」をタップします。
Outlook.comメールアドレスを入力
パスワードを入力して「サインイン」をタップします。セキュリティ設定で二段階認証を有効にしている場合は、SMS認証または確認コードの入力を求められるので、画面の指示に従って操作します。
パスワードを入力
画面下の「はい」をタップして、iOSのメールアプリがMicrosoftアカウント内の情報に接続するための許可をおこないます。
アカウント接続の許可
Outlook.comと同期させたいiPhone標準アプリのスイッチをONにし、最後に画面右上の「保存」をタップします。
同期アイテムの選択
自動的にアカウント一覧画面に戻り、一覧にOutlook.comのメールアドレスが表示されたら設定完了です。
設定完了

セットアップしたOutlook.comアカウントの各種設定

iOSにセットアップしたOutlook.comアカウントでは、削除したメールの取り扱い方法、下書きの保存、電子署名、アイテムの同期対象と範囲の設定を変更することができます。

設定変更画面を開くには、iPhoneの設定アプリ➡パスワードとアカウント を開き、設定済みのOutlook.comアカウントをタップします。

ここでは、上記画像の内、ⒶとⒸについて解説します。ⒷとⒹは見たままの内容なので省略します。

メールの保存と署名に関する設定

「アカウント」を開くと、表示設定(画像)と詳細設定(画像)が表示されます。

メール

この欄はプライマリエイリアスが表示されます。プライマリエイリアスはブラウザでMicrosoftアカウントにサインインして変更します。iOS側からは変更することは出来ません。

説明

iOSの「パスワードとアカウント」画面や、メールアプリのアカウントフォルダの名前に表示される部分です。初期設定ではメールアドレスになっているので、お好みのものに変更してください。

詳細設定
  • 削除したメッセージの移動先
    メールアプリで削除をタップした場合に、メールを削除するかGmail風にアーカイブするかを選択できます。

  • 下書き
    ONにすると、下書き中のメールをiOS端末ではなくOutlook.comのメールサーバ内に保存します。

  • S/MIME
    iOS端末に電子証明書ファイルをインストールしている場合に、メールに電子署名をしたり暗号化するための設定オプションです。通常は使用しません。

同期するメールの期間の設定

Outlook.comのメールサーバー内に保存されているメールをどれくらい前まで同期するかを設定できます。

制限なしにすると、メールサーバー内のすべてのメールをiOS端末に読み込むことができますが、極端に大量のメールを同期すると、データ通信量が増えたり、読み込み時のパフォーマンスが低下する場合があるため、必要に応じて短い期間を選択してください。


以上、iOS標準搭載アプリにOutlook.comを設定する方法をお届けしました。なお、Outlook.comで複数のエイリアス(メールアドレス)を使っている方向けに、以下の記事で差出人を切り替える方法を紹介しています。よろしければどうぞ。