EVO Mail Serverの使い方(14)

Webメール(Roundcube)の設定

Roundcubeは標準で日本語表示に対応しており、画面も直感的に操作できるように設計されているのでメールの作成や送受信といった基本操作については特に迷うことはないと思います。

ここでは、Roundcubeへのログイン方法とEVOメールサーバー(以下「EVOMS」)のアドレス帳の連携方法等について説明します。

ここでの作業の前にブラウザから活用するための準備を終えておいてください。

Roundcubeへのログイン

Roundcube Webメールにログインするには、EVOMSのユーザーアカウント(メールアドレス)とパスワードが必要です。以下の手順でログインします。

ブラウザでEVOMSにアクセスし、Roundcube WebMail をクリックします。
ログインするユーザーのメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。

このログイン画面をブラウザのお気に入り(ブックマーク)に保存しておくと便利です。

Webメールの画面が開きました。

アドレス帳の連携設定

EVOMS版のRoundcubeには、EVOMSのアドレス帳と同期するためのプラグインがあらかじめ組み込まれています。WebメールでEVOMS内のアドレス帳を利用する手順は以下のとおりです。

Roundcubeのメール画面右上の設定(歯車アイコン)をクリックします。
画面左の「CardDAV」をクリックします。
画面下に表示されているの書式の一覧表を参考に、暗号化(https)または非暗号化(http)接続のいずれかを画面上の「サーバー」欄に入力します。

例えばアカウントが「user@example.com」なら、{username}の部分を「user」に置き換えて記入します。

「Label」欄は複数追加した場合に識別できる任意の文字列、「ユーザー名」欄はアカウントのメールアドレスを入力します。「パスワード」欄はアカウントのパスワードを入力します。「ReadOnly=読み取り専用」はお好みで。

入力が終わったら、最後に「保存」をクリックします。

無事にRoundcubeとEVOMSのCardDAVサービスが接続されると画面上部に追加されます。

連携を解除する場合は右側の「削除」をクリックします。

画面右上の「 アドレス帳」をクリックすると、アドレス帳グループ内に、先程追加したEVOMSのアドレス帳が表示されます。

ユーザーによるパスワードの変更

ウェブメールのユーザーはRoundcubeの画面から自分のパスワードを変更することができます。

このパスワード変更はEVOMS内のユーザーパスワードと連動しています。パスワードがユーザーによって変更されても、サーバー管理者は、アカウント管理ツールで「ユーザーアカウントリストを生成」することで、いつでもパスワードを確認することが出来ます。

Roundcubeの画面右上の 設定 をクリックします。
画面左の「パスワード」をクリックします。
画面の指示に従って新旧パスワードを入力して「保存」をクリックします。
変更が完了すると、画面下に「保存しました。」と表示されます(5秒間ぐらい)。

Roundcubeの基本設定については以上です。次のページではEVOMSのユーザーアカウントの利用者側設定を可能にするEVO Collaborator Mobileの使い方について解説します。