セキュリティタブでは、指定したIPアドレスやドメインからのSMTPリレーや接続の可否をリストによって制御します。タブ内は3つのセクションで構成されています。
IPベースの接続制御
SMTPでオープンリレーするIPアドレス
リスト内のIPアドレスはメール送信のためにSMTP-Authをバイパスできます。「新規作成」をクリックして追加します。
例:「192.168.1.1」、「192.168.1.1-100」、「192.168.1.*」。CIDR表記も可能ですが、「*.*.*.*」は指定できません。
IPフィルタ
リスト内で指定した例外を除いて、すべてのIPを許可または拒否するかをラジオボタンで選択します。「新規作成」をクリックしてIPアドレスを追加します。
例:「192.168.1.1」、「192.168.1.1-100」、「192.168.1.*」。CIDR表記も可能ですが、「*.*.*.*」は指定できません。
IPアドレスのホワイトリストとドメイン名のブラックリストの設定
IPホワイトリスト
リスト内のIPアドレスはアンチスパム、アンチウイルスやSPFチェックを通過します。「新規作成」をクリックしてIPアドレスを追加します。
例:「192.168.1.1」、「192.168.1.1-100」、「192.168.1.*」。CIDR表記も可能ですが、「*.*.*.*」は指定できません。
ドメイン名ブラックリスト
メールクライアントのドメイン名に以下のリスト内で指定したキーワード(文字列)が含まれている場合、アクセスを拒否します。「新規作成」をクリックしてキーワードを追加します。
例:完全なドメイン名(例: host1.xyz.com)またはドメイン名の一部(例: .dialup)を追加します。この機能は慎重に使用して下さい。
エイリアスリスト/ドメイン別 1時間あたりのSMTP配信数制限
エイリアスリスト
アカウントエイリアス または ドメインエイリアスの設定を行います。
u1@A.com=u2@B.com を追加した場合、u1@A.com 宛てのメールは u2@B.com にマッピングされます。また、*@A.com=*@B.com はワイルドカードで全てのアカウントを意味します。
ドメイン別 1時間あたりのSMTP配信数制限
SMTPの配信制限を設定すると、あなたのサーバーIPはスパマーにとって扱いにくいものになります。結果として正規のメールの配信率が向上します。
domain.tld=N(Nは整数)で1時間あたりのドメインの送信試行回数の上限を制御します。例:gmail.com=30