ここでは、EVOメールサーバー(以下「EVOMS」)にNOD32(又はESET Smart Security。以下「NOD32」)のウィルス対策機能を統合する(≒組み込む)方法と、NOD32の機能の設定について解説します。
事前にNOD32等のインストールを済ませておいてください。
EVOMSとNOD32の統合
セクション「8.アンチウィルス機能の統合」に移動し、ウィルス対策を有効にする欄の「NO」をクリックします。
「NOD32」のラジオボタンを選択します。
動作に必要となる「ecls.exe」の場所は自動検出されます。
NOD32の設定変更
上記の手順でEVOMSでのウィルス検知が可能になっていますが、競合などのトラブルを避けるため NOD32の電子メールクライアント用のウィルス検知機能など一部機能を無効にします。
EVOメールサーバー関連フォルダの監視除外
NOD32の詳細設定画面左のツリーメニューから「除外」を開き、「追加」をクリックします。
「EVO software production」フォルダを指定して「追加」をクリックします。
続けて「EvoMailServer」フォルダを指定して「追加」をクリックします。
2つのフォルダを追加できたら「OK」をクリックします。
UACダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
電子メールクライアント保護機能の停止
電子メールクライアント保護の検査対象メールのチェックを全て外します。
メールソフトウェアとの統合のチェックを全て外します。
「IMAPのチェックを有効にする」のチェックを外します。
「POP3のチェックを有効にする」のチェックを外して「OK」をクリックします。
UACダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
設定画面の「電子メールクライアント保護」のプルダウンで「自動的に有効にしない」を選択します。
UACダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
プロトコルフィルタリングの除外設定
「対象外のアプリケーション」で「追加」をクリックします。
EvoMailServer.exeを選択して「開く」をクリックします。
EvoMailServer.exeが一覧に追加され、チェックが入っていることを確認して「OK」をクリックします。
UACダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
サーバー設定のステータスを確認
上記の設定が済んだら、EVOMSの画面を開き「ステータス」タブのセクション「3.サーバー設定のステータス」を確認します。
次は…