AirPodsの片耳だけバッテリーの減りが早い時の対処法

AirPodsを使っているとまれに片耳だけバッテリーの減りが異常に早くなり、ケースに入れて充電しても片方だけ100%にならない時があります。

片耳だけ酷使するといった使い方をしているならまだしも、そもそもAirPods自体がまだ新しくバッテリーがヘタっていないのにこのような状態になった場合は、落ち込む前にバッテリー充電の最適化設定を疑いましょう。

「バッテリー充電の最適化」は、iPhoneに新品のAirPodsをペアリングしてからしばらく利用すると有効化される機能で、利用状況を自動学習して充電サイクルを最適化することによりバッテリーの寿命を延ばしてくれます。

ところがケース格納時の接触不良や装着センサーの誤検知など、意図しない形で左右のバッテリーのバランスが崩れた時に、この機能がアダになって左右のAirPodsの充放電の足並みが揃わなくなり、片方だけ充電の減りが早いといったような症状が出るようです。

AirPodsの充放電の足並みをそろえる

AirPodsのバッテリーで左右の充放電の足並みが揃っていない時は、以下の手順でAirPodsを充電します。

(所要時間:1分未満)

※AirPodsとペアリングするiOSデバイスがない時はこちら

  1. AirPodsの設定画面を開く

    AirPodsを耳に装着(=iPhoneに接続)してから設定アプリのBluetoothの項目を開き、AirPodsの右にある「i」マークのアイコンをタップします。

  2. バッテリー充電の最適化をオフ

    AirPodsの設定画面から「バッテリー充電の最適化」を探し、スイッチをタップして「明日までオフにする」を選択します。

  3.  AirPodsを充電して完了

    AirPodsをケースに戻し、フル充電後に左右とも100%になったのを確認して完了です。以後、充放電の足並みは揃うはずです。

    ※オフにしたバッテリー充電の最適化設定は翌日には自動で再びオンになりますが、充電完了後にすぐに使い始める場合は、スイッチを手動でONにしておきます。

バッテリー充電の最適化 オフで うまくいかない時は

上記の手順を試しても改善しない時や、AirPodsのバッテリー充電の最適化設定を行うためのiOSデバイスがない時は、定番ですけれどAirPodsのリセット(工場出荷時の設定に戻す)を試してみてください。

ちなみに私の場合は 先にリセットを実施しても改善しませんでしたが、今回紹介したAirPods バッテリー充電の最適化の一時オフで改善しました。

それでもだめなら、原因は別にあると考えられますので、AppleのサポートへGO!することをお勧めします。

おまけ:そもそもちゃんと充電できてる?

そもそも普通に使っていて左右のバッテリーのバランスが崩れる最大の原因は、AirPodsをケースに格納した際の接触不良。接触不良による片耳の充電漏れは、充放電の足並みが揃わなくなる⇒片方だけ充電の減りが早くなるといった悪循環を引き起こします。

接触不良の例

AirPodsは「うどん」部分の先端と充電ケース内部にある金属パーツが接触することで充電される構造になっていいて、うまく接触するように充電ケース内部の形状や磁力で吸着する機構などの工夫が施されていますが、通電部分が汗などで汚れたり、乱暴に扱えば接点がずれて接触不良になります。

充電されているかはケース開閉時のポップアップ表示やウィジェットなどの雷マークで確認できますが、接触が良くないと、AirPods格納直後に充電マークがついても数秒後に片方だけ充電マークが消えたりすることもあるので注意が必要です。

ちゃんと充電するために

AirPodsを充電ケースに格納する際は、写真のように指先でほんの僅かだけひねり動作を加えてやり、バッテリーウィジェットで数秒間雷マークが安定しているのを確認する癖をつけておくと良いです。

私の場合、このようなひと手間をかけるようになってからは、「バッテリー充電の最適化」作業のお世話になることはほぼなくなりました。

なお、接続部分の金属部分が明らかに濁ったりしている場合は、綿棒や柔らかい布で掃除するか、USBやオーディオ用の接点復活剤などでメンテナンスしても良いかと思います。