Outlook.comとOutlookを同期 させる


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概要

無料の Web ベース メール サービスとしては,グーグルのGmail,マイクロソフトのHotmail,ヤフーのYahoo!メールが特に利用者が多く人気があると思いますが,Outlookを使いたい派としては,やはり2013年2月に正式に開始したHotmailの後継サービスである Outlook.comとOutlookを同期 させたいところです。
 
Outlook.comとOutlookの違い
POPやIMAPを使ってOutlook.comメールをパソコンのOutlookに同期させる場合の設定方法
 
特に,Outlook2013からは,従前のバージョンと異なり,OutlookConnecterというアドオンではなく,Exchange ActiveSyncを使用したスムーズな連携が出来るようになったことが,「同期欲」をかき立てます。

Gmailユーザーの目線でいえば,Outlookとのメールの同期はIMAP接続を使って実現できる( OutlookをGmailに最適化する方法)し,予定表や連絡先、タスクについてもソフトを使って簡単かつ高度に同期できるので,わざわざOutlook.comに移行させるメリットは無いかもしれません。それでもOutlook上でのGmailの操作に癖がありすぎて使いにくいと思っている方なら,Outlook2013のExchange ActiveSyncによって,フォルダ構造を素直に同期してくれるOutlook.comへの移行を検討してみても良いかもしれません(但しExchangeにも、癖や不便な点はあります)。無料で連絡先や予定表,タスクまで同期出来るのもうれしいポイントです。

【参考】Outlook.com を競合製品と比較する(マイクロソフトサイト)

Outlook.comに乗り換える前に
GoogleユーザーがOutlook.comに乗り換えを検討する場合、少し気に留めておきたいのは、「Google Now」の存在です。メールやカレンダーをGoogleからOutlook.comに移行してしまうと「Google Now」を最大限に活用することはできません。この先Google NowやGmailの進化形アプリ「Inbox by Gmail」を使うことがあるかも?という方は、GoogleとOutlookを同期させるアドオンソフトを検討してみるのも良いでしょう。

1.Outlook.comへの登録

※既にHotmail、SkyDrive、Xbox LIVE を使っていて Microsoft アカウントをお持ちの場合は,この章は読み飛ばして次の2から読んでください。

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Outlook,comの利用を開始するには,Microsoftアカウント(旧WindowsLiveアカウント)を登録する必要があります。まず,Microsoft アカウントホームにアクセスして,登録を行います。(画面は平成25年4月の時点)「Microsoftアカウントに登録しよう」というボタンから,登録画面に移動できます。
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登録画面では,名前,生年月日,性別,アカウント名,パスワード等々必要事項を入力します。HotmailやWindowsLiveメールアドレスを持っていない方は,「Microsoftアカウント名」の入力欄の下に,「新しいメール アドレスを作成する」というリンクがあるので,クリックして新しいメールアドレスを作成します。
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メールアドレス入力欄の下の「新しいメール アドレスを作成する」をクリックすると、
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左のように変化します。

 
すべての必要事項を入力して,最後に画面一番下の「同意する」をクリックして,無事登録を完了したら,Outlook.comへアクセスして利用を開始します。

以下のリンクは,Hotmail時代のMicrosoftの解説サイトですが,Outlook.comに置き換えて読んでいただければこちらの方がわかりやすいと思いますので参考にしてください。
【参考】Hotmail アカウントを作成し、利用する方法(Microsoftサイト)

2.Outlook2013へOutlook.comアカウントを設定する

Outlook2013にOutlook.comのアカウントを追加する手順はとても簡単です。
Microsoftの公式ページにも簡単に手順が記載されていますが,こちらでは画面を交えて簡単に説明しておきます。

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Outlook2013画面上部の「ファイル」メニューを開き,「アカウントの追加」ボタンをクリックします。
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自動アカウントセットアップ画面が開いたら,名前(Outlookの差出人表示名),Outlook.comで使用する電子メールアドレス(@hotmail.com,@live.jp,@outlook.comなど),上記アカウントで使用しているパスワードを入力して,「次へ」をクリックします。 後は自動で設定が行われてOutlook2013での利用準備が完了します。

 

手動設定する場合

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Outlook.comを設定する場合はあまり意味はありませんが,手動設定をしたい場合は,画面下の手動設定のラジオボタンを選択して,「次へ」をクリックします。
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上から2番目の「Outlook.comまたはExchange ActiveSyncと互換性のあるサービス」のラジオボタンを選択して「次へ」をクリックします。
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ユーザー情報,ログオン情報の箇所は,先ほどの自動アカウントセットアップの場合と同じ要領で入力します。なお,サーバー情報のメールサーバーには,「m.hotmail.com」と入力します。すべて入力したら「次へ」をクリックして設定を完了します。

 

3.Outlook.comとOutlook2013が同期しない場合

Outlook.comとOutlook2013が同期しないという場合には、いくつかの原因が考えられますが、まずは以下の項目について再確認してみて下さい。

Outlookでのアイテムの登録先がOutlook.comアカウントになっていない。

Outlookで,Outlook.comアカウントと,Gmailやプロバイダーメールのアカウントを併用している場合(複数アカウントを複数のデータフォルダで使用している場合)は,Outlookで予定表や連絡先,タスクなどを登録する際に以下の点に気をつけてください。

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画面上部の新しいアイテム作成ボタンから,新しい予定や連絡先,タスクを作成する場合は,画面左のメールボックスで,Outlook.comアカウント(例えば受信トレイなど)を選択してから,作成するようにしてください。別のアカウント(データフォルダ)の受信トレイ等を選択した状態で,新規作成を行うと,選択したアカウントのローカルフォルダ(データファイル)にアイテムが作成されていまい,結果としてOutlook.comへ同期されることはありません。Outlook.com以外のアカウントのフォルダーにアイテムを登録してしまった場合は,画面下のナビゲーションバーから予定表や連絡先,タスク画面に切り替えて,該当のアイテムをドラッグアンドドロップで,Outlook.comアカウントへ移動させることで同期します。

 

TODOバーからタスクを登録する時の注意

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Outlookでは,画面右側にTODOバーを表示させることで,タスクを素早く登録できますが,Outlookで,Outlook.comアカウントと,Gmailやプロバイダーメールのアカウントを併用している場合は,TODOバーからタスクを登録した場合に,タスクアイテムが作成される場所がOutlook.comアカウントになっていないことがあります。TODOバーからタスクを登録する際の既定のアイテム作成先は,「アカウント設定」で既定のデータファイルとして指定された場所になっていますので,この指定がOutlook.comアカウントが格納されているデータファイルとは別のデータファイルになっていると,TODOバーからタスクを登録しても一発でOutlook.comへ同期されることはありません。この場合は,以下の手順で設定を変更します。
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① アカウント設定からデータファイル管理画面を開くOutlook2013画面上部の「ファイル」メニューを開き,「アカウントの設定」ボタンをクリックします。
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② アカウント設定画面の「データファイルタブ」を開くOutlook.comアカウントが格納されているデータファイルを指定し,「既定に設定」をクリックします。※上記は,@live.jpで,Outlook.comを利用している場合の例です。末尾の拡張子が「.ost」となっているものを選択してみてください。

 
③ 閉じるボタンを押して,Outlookを再起動します。

以上で,TODOバーからタスクを登録した場合に,Outlook.comへ一発で反映するようになります。

4.Outlook.comへのメール移行術

Outlook Express、Gmailからの移行方法

これまでOutlookでPOP受信していたメールを、Outlook.comへ移行させる方法をご紹介します。

Microsoftのサイトをみると

① Microsoft atLife より
Hotmail および Outlook.com に以前のメールをアップロードする

② Microsoft Office製品マーケティングブログ より
5 つの簡単なステップによる Gmail から Outlook.com へのアップグレード

などが紹介されていますが、①はOutlook Express、Windows メール、または Windows Live メールからインポートすることは可能のようですが、Microsoft Officeに含まれるOutlookからのメールの移行はできません。②の方法はGmailをクラウド上で利用している場合の移行方法です。

POPメールがOutlook.comに移行できない

Outlook2010までのユーザーは「Outlook Connecter」を、Outlook2013のユーザーはOutlook.comとのExchange ActiveSyncを使ってOutlook.comと同期出来ますが、Outlook.comへのメールの移動方法に関するヘルプが今のところ見当たりません。

私は以前、Outlook2010を使っていた時にメールをOutlook.comに移行させようと、POP受信したプロバイダーやYahoo等のメールをOutlook ConnecterでOutlook.comへ移動させてみましたが、Outlook.comをブラウザで利用した際に、一部のメールで差出人や件名の覧が文字化けしていたり、空白になってしまい移行を断念しました。※ただし、この現象はブラウザでOutlook.comを利用した場合で、同じメールをPCのOutlookでみると普通に表示されます。また、メールの本文に問題はありませんでした。

その後Outlook2013になって、Exchange ActiveSyncが使えるようになり便利そうだったので、再度Outlook.comへのメールの移行に挑戦しましたが、これまでPOP受信でPC上に保存してあったデータをOutlook2013上で、Outlook.comアカウントの受信トレイに移動させようとしたところ、次のようなメッセージが出て移動が出来ませんでした。

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「このアイテムをコピーできません。変更を加えようとしているフォルダーはこの操作をサポートしていません。申し訳ございません。実行しようとしている操作はExchange ActiveSyncではサポートされていません。」

Outlook ConnecterはOutlook2013では利用できず、解決策がないか調べましたが、今のところOutlook2010+Oulook Connecterの組み合わせしかなく、Outlook2013を使って移行するのは無理なようです。

リンク先:Microsoftコミュニティ
Outlook.comのアドレスへのメールの移行
IMAPで使用中に他のフォルダにメッセージを移動できない。

Outlook2010を再インストールするのは面倒だし、OutlookConnecterの文字化け問題もあるので他の方法を探したところ、ありました!

メールをOutlook.comにお手軽・高速移動!する方法

ここでは、海外の「eM Client」というメーラーを使って、PCのOutlook上に保存されたメールをOutlook.comへ移行する方法をご紹介します。

後日、詳しくまとめようと思いますが、とりあえず簡単に説明しておきます。

こちらのコーナーを参考にして以下の手順で移行してみてください。

① まず、「eM Client」をインストールし、OutlookのメールデータをeM Clientに取り込みます。
② Outlook.comアカウントをeM Clientに追加する
③ ①でeM Clientのローカルフォルダーに取り込まれたメールデータを、②で追加されたOutlook.comの任意のフォルダにドラッグアンドドロップ

以上です。

eM Clientを使うと、上記3つの手順で簡単にOutlook.comへメールを移動できました。上記②で、GmailをIMAPで接続すれば、Gmail上のメールも、Outlook.comへ移動可能です。

個人的な感想を含む利点としては、

  • Outlook Connecterよりも高速で移動でき、Outlook Connecterの際に発生した文字化け症状がなかった
  • Outlook2013のEASではエラーが出て移動できないが、eM Clientでは移動が出来る
  • Outlook2013ユーザーは2010以前に戻してOutlookConnecterを使わなくても移動が出来る
  • 複数のメーラーのインポート・エクスポートに対応している(Outlook、Outlook Express、Windows Mail、Windows Live Mail、Thunderbird他)
  • Microsoftの案内するやり方に比べ、移動の進捗状況が分かる。

といったところでしょうか。