gSyncitは、Microsoft Outlook上の予定や連絡先、タスク、メモといったデータをGoogleカレンダーなどの各種クラウドサービスに同期してくれるOutlookのアドオンソフトです。
Outlook上のデータを同期させたい
Microsoft OfficeのOutlookでは、メール、予定表、連絡先、タスク、メモが一つのソフトで一元管理できるのが魅力ですが、それらの情報をスマートフォンやウェブから利用したい人は多いのではないでしょうか。
残念ながら、これまで個人の利用レベルではOutlookの情報をGoogleなどのクラウドサービスやスマートフォンと同期させるには、かなりの工夫が必要でした。
そんな中、Outlook2013からは、個人でも簡単にExchange Active Sync を利用して、PCのOutlookとWeb上のOutlook.comの間で、メール、予定表、連絡先、タスクが同期できるようになったものの、私の環境では手持ちのAndroid携帯との間で連絡先が一部しか同期せず、またタスク(TODO)が同期しませんでした。
今回、gSyncit というソフト(残念ながら今のところ日本語化はされていません)を導入してみたところ,おおむねGoogleとOutlookの予定表、連絡先、タスク、メモを簡単に自動で同期できるようになりました。
gSyncitでできること
gSyncitを使うと、次のようなことが可能になります。
gSyncitでは、Googleとの同期の他に、タスク管理のできるToodledoやNozbe、Pocket Informantといったサービスやドキュメント管理を行うDropbox、Evernote、Simplenoteといった人気のサービスと同期するので、お持ちのiPhoneやAndroid端末で使用している各サービスのアプリケーションとOutlookを連携させることができるようになります。
特にタスクやノートについては、Googleのそれよりも優れた評価を得ているサービスもあるので、すでに使っている方はもちろん、興味がある方は試してみても良いでしょう。
gSyncitは簡単に使えるの?
基本的な部分について一度設定してしまえば、すぐ使うことができます。また、同期する条件の設定をおこなえるなど、上級者向けの細かい設定もできます。
gSyncitは無料?
手動同期などの制限はありますが、無料で使うことも可能です。ですが、データを自動同期させることに、このソフトの真価があると思います。私はこのソフトのおかげで、Outlookの同期方法について調べることがなくなりました。