Outlookのカレンダーやタスク、メモを壁紙に表示する

Outlookを壁紙のように使う
Outlookは、メールだけでなくカレンダー、タスク、連絡先、メモといった情報を1つのソフトで管理できる点が便利なのですが、それらの情報にアクセスするためには、Outlookのウィンドウを開く必要があります。またOutlookのウィンドウ内でも、大きなカレンダーやメモを見たい場合は、更に「ビュー」を切り替えなければなりません。
この「ちょっとした手間」のために、結局、卓上カレンダーやPost-itなどの付箋を併用している方も多いのではないでしょうか?
少なくとも私はそのひとりで、もう少し便利にならないものかと思っていたのですが、Outlook on the Desktop(以下「OotD」)という無料のソフトがドンピシャリで実現してくれていました。この記事のタイトルでは「壁紙」という表現を使いましたが、Androidのウィジェットのように、PCのデスクトップ上にOutlookのカレンダーやタスク、メモ帳を表示してくれます。しかも、その場で新規作成や編集まで出来てしまうスグレモノです。このソフトのおかげで、正直これまであまり使っていなかった、Outlookのメモ機能を活用できるようになりました。
ソフトのHPにもスクリーンショットが公開されていますが、ひととおり設定すると、冒頭に掲載した画像のようになります。
もちろん、お好みでカレンダーやメモだけを表示させたり、画面の透過度を変えることも出来ます。
使い方
使い方は特に難しくありませんので、今回はポイントだけ説明していきます。
ダウンロードについて
ダウンロードは、Outlook on the Desktopのダウンロードページから、32bit版と64bit版の2種類のうち、ご自身のOutlookに適合したものをダウンロードします。Outlook2013までは、通常OSが64bitでも32bit版のOutlookがインストールされているはずなので、ほとんどの方は32bit版で良いかと思います。
インストールについて
ダウンロードしたファイル「ootd-3.2.1.exe」(※数字部分はバージョンを示す)をダブルクリックして、画面の指示に従ってインストールを完了させます。※私が試したときは、途中、特別なオプションの指定等はありませんでした。
基本操作①
デスクトップ画面右下のタスクバーエリアにある日付(カレンダー)のアイコンを右クリックすると下のようなメニューが表示されます。
初期設定では、カレンダーが表示されています。また、Windowsを起動したときに自動でOotDが起動するオプションにチェックが入っています。
ここで選択したアイテムの他に、複数のアイテムを同時に表示させるには、一番上の「Add Instance」をクリックします。
基本操作②
ここでは、例として「メモ」というインスタンス(≒ウィンドウ、≒オブジェクト)を追加します。タスクや2つめのカレンダーを追加する場合も手順は同じです。
基本操作③
メニューの中にあるOutook Viewsでは、選択したアイテムに応じたビューの切り替えメニューが表示されます。例えばメモの場合なら、一覧表示やアイコン表示の切り替えを行うことができます。
おわりに
以上、簡単な説明でしたが、操作は難しくないことがおわかりいただけたのではないでしょうか。PCのデスクトップにフォルダやショートカットをあまり置いていない方なら(そうでない方はデスクトップを整理して)、是非、機能的なデスクトップ環境を構築してみて下さい。
あと、OotDは無料ですが、カンパウェア(ドネーションウェア)なので、気に入った方は、作者の方に寄付してあげて下さい。