ここでは PC版 Outlook(Office365/2019)にOutlook.comメールをIMAP接続で設定する方法を解説します。なお、@outlook.jp、@hotmail.com、@live.com、@msn.comなどのMicrosoft系フリーメールも同じ手順となります。
(所要時間:約5分)作業の前にOutlook.comをIMAP接続で利用するための準備をしておいてください。
- アカウントの追加画面を開く
画面上部のツールバーからファイルをクリックし、アカウント情報画面でアカウントの追加ボタンをクリックします。
画面上部のツールバーからファイルをクリック
アカウント情報画面でアカウントの追加ボタンをクリック
- Outlook.comメールアドレスを入力
追加したいOutlook.comメールアドレスを入力し、手動設定にチェックを入れてから接続ボタンをクリックします。
手動設定にチェックを入れないまま接続ボタンをクリックするとIMAP接続ではなくExchange方式での接続設定になるので注意してください。
- IMAPを選択
詳細設定でIMAPと書かれたアイコンをクリックします。
- サーバー設定情報を入力
IMAP用の受信メールと送信メールサーバーの設定情報を入力します。
区分 サーバー ポート 暗号化方法 セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログオンが必要 受信メール outlook.office365.com 993 SSL/TLS チェクしない 送信メール smtp.office365.com 587 STARTTLS チェクしない 2020年3月現在では、従前から使用されていたメールサーバーでも設定可能でした。
- 受信メールサーバー
imap-mail.outlook.com - 送信メールサーバー
smtp-mail.outlook.com
- 受信メールサーバー
- パスワードを入力
Outlook.comのパスワード(Microsoftアカウントのパスワードを)を入力します。2段階認証を有効にしている場合はアプリパスワードを入力します。
アプリパスワードの作成方法はこちら
- 完了ボタンをクリック
完了ボタンをクリックして設定は完了です。完了後、Outlookは自分宛にテストメールを送信します。
Outlook Mobile をスマートフォンにも設定する のチェックを入れたまま完了すると お使いのブラウザでOutlook Mobileアプリのダウンロード画面が開きます。
IMAP設定完了後の画面比較
必要に応じて以下の記事の「アカウント名と同期の設定(主に差出人の表示名とサーバーの動作設定)」の箇所を参考に、微調整をおこなってください。
Outlook.comメール(IMAP)のフォルダ名について
Outlook.comメールをIMAP接続でOutlookに設定した後のOutlook.com側とOutlook側のフォルダの対応関係は以下のとおりです。
Outlook.com側 | Outlook側 |
---|---|
受信箱 | 受信トレイ |
下書き | Drafts |
送信済みメール | Sent |
迷惑メール | Junk |
ゴミ箱 | Deleted |
アーカイブ | アーカイブ |
メモ | Notes |
- | 送信トレイ |
- | 同期の失敗 |
- | 検索フォルダ― |
- | Outbox |
- 一部のフォルダ名がOutlook側で英語表記になりますがこれは仕様です。
- 送信トレイ、同期の失敗、検索フォルダ―はOutlook側固有の特殊フォルダなのでOutlook.com側に同期されません(仮に同期させても意味がありません)。
- Notes(メモ)フォルダ―はOutlook.com側の機能で PC版Outlookからは閲覧のみ可能です。なお、Outlookのメモ機能とは互換性がありません。
- Outboxは iPhone標準のメールアプリなど、一部のメールクライアントでOutlook.comを設定した場合に作成される「送信トレイ」で、PC版Outlookでは使用しません。Outlook.comの使用状況によっては表示されません。