OutlookとGoogleの同期 ソフトのまとめ&使い方ガイド


2015年5月16日 投稿
2018年1月1日 更新

OutlookとGoogleの同期 ソフトを 徹底紹介!
パソコンのMicrosoft Outlookを スマホ(Googleカレンダーや Jorte(ジョルテ)などのスケジュールアプリ)をはじめとする複数のデバイスに同期させて活用するためには、Outlookとクラウドを同期させるためのソフトが欠かせません。

ひとくちにOutlookとGoogle(Gmail)のカレンダーや連絡先、タスクを同期(≒連携、≒共有)するソフトといっても、インターネット上ではメジャーなものからマイナーなものまで結構あり、各ソフトごとにそれぞれ特徴があります。 そしてこれら全てを試すのはなかなか根気のいる作業です。

このページでは、「Outlook Google 同期」といったキーワードで検索できる同期ソフトを 私が実際に数多く試した中で、実用性や安定性の点で満足出来たものについて、その概要を横断的に紹介するとともに、コストパフォーマンスや機能については 一覧表で比較しました。各ソフトの同期設定など詳しい使い方について、もっと詳しく知りたい方は、実際に試したレビュー記事(特集ページ)がありますのでそちらもご覧下さい。

ここでいう同期ソフトとは Microsoft Office Outlook の予定表, 連絡先, タスク とGoogle のカレンダー, コンタクト, タスク を、インポートやエクスポートといった手動による方法ではなく、自動で同期するソフトを指します。

PCやスマホをクラウドを使って同期するメリット

PCやスマホをクラウドを使って同期すると、自宅や会社、もしくは外出先からスマホ(AndroidやiPhoneなどのモバイルデバイス)で登録した予定や連絡先、タスク情報を、シームレスに利用することが出来ます。

google outlook カレンダー 同期 イメージ

禁画像無断転載。対応するクラウドサービスは同期ソフトによって異なります。

例えばオフィスのOutlookで会議の予定を登録したら、自宅のPCやスマホで同じ予定をいちいち入力しなくても、自動で情報が反映されるようになります。もちろん予定の削除や変更も、同期関係にある端末のうちの一つで行うだけで、すべての端末が最新の情報に更新されます。

また、面倒な連絡先情報(メールアドレスや電話番号)の管理・編集を、「さくっ」とPC上のOutlookでおこなって、スマホでメールに同期させたり、スマホの着信履歴や受信メールから登録した連絡先をOutlook側に反映させることも可能です。

同期の一例(カレンダーの場合)
  • Google (gmail) と Outlook カレンダー を 同期
    PCのOutlookカレンダーをWebブラウザで使うGoogleカレンダーと同期する
  • iPhone や iPad と Outlook カレンダー を 同期
    iPhone や iPad のカレンダーをiCloudやGoogleカレンダーを経由してPCのOutlookと同期する
  • Android と Outlook カレンダー を 同期
    AndroidのカレンダーをGoogleカレンダーを経由してPCのOutlookと同期する

このように、メール・カレンダー・連絡先・タスク等を一元管理できるOutlookと同期ソフトを組み合わせれば、効率的な編集はもちろん、データのバックアップや復元といったPCの優位性を最大限に活かしながら、スマホから(もしくは別のPCで)、それらの情報に簡単に、かつ最新の状態で利用出来るようになるのです。

OutlookとGoogleの同期 を実現するソフト(アプリ)たち

EVO Collaborator for Outlook (ECO)

OutlookとGoogleの同期 ソフトECOロゴ
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CardDAV/CalDAV 方式による同期を実現する Outlookのアドインです。 カレンダーやタスク, 連絡先を、GoogleとOutlookの間で丸ごと同期させるイメージです。 Outlookの分類項目でフィルタリングしたり カレンダーの同期範囲を指定するなど 複雑な同期設定はできないものの、その分、設定が非常にシンプルで、多くのユーザーにとっては 必要十分な機能を備えています。

Google Calendar Syncの代替としてもおすすめですが、EVOメールサーバーと組み合わせれば、初心者でも非常に安価かつ比較的簡単にグループウェアを構築できるので、将来的にメール・カレンダー・タスク・連絡先を Googleなど外部のクラウドサービスではなく完全に自分(または自社)で管理したい方にもおすすめです。※EVOメールサーバーは 普通のWindowsPCがあれば構築できます。

特徴

  • 最強のコストパフォーマンス
    購入後は 通常のアップデートはもちろん、メジャーバージョンアップを含めて無料なのが素晴らしいところです。 日本限定クーポンを使えば 更にお得度UPです!
  • Google以外のクラウドにも豊富に対応
    日本のYahoo!カレンダーや iCloudをはじめとする 多くのクラウドサービスに対応しています。Jorte(ジョルテ)をYahooカレンダーと同期して使っている方なら、これ一択です。
  • 日本語UIに対応
    画面が日本語に対応しているので 英語が苦手な方にも馴染みやすい。 日本語でサポートへ問い合わせることが出来るのも嬉しいポイントです(返信は英語)。
  • システム日付が和暦でもOK
    海外のソフトでは珍しく、システムの日付表示設定に和暦を用いている場合(※Windows初期設定は西暦)でも同期に対応している旨が公式に案内されています。
  • GoogleカレンダーとGmailのPush通知 New
    Googleカレンダー側で作成した予定の登録・削除を検知して同期処理を開始するPush同期に対応。クラウド側での変更をいち早くOutlook側で知ることが出来るので、例えば複数人で同じGoogleカレンダーを共有してグループウェア的な運用をしている場合などに威力を発揮します。さらに、Outlook標準機能にはない、「プッシュ方式」によるGmail受信トレイの新着通知機能を利用できます(詳しくはこちら)。

EVO Collaborator for Outlook の特集記事&クーポン情報はこちら

CompanionLink for Outlook

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Outlookの同期に関しては老舗的なソフトウェアで 120万ダウンロードを誇る 高い利用実績と安定した同期性能が アピールポイント。直観的でわかりやすい設定画面は同期入門者におすすめ。また、Googleとの高速&リアルタム同期と 詳細な同期制御(例えばOutlookの分類項目を使って同期内容をフィルタリングしたり、Google連絡先をグループ分けしたり)が可能で、 Googleとがっつり同期したい「同期上級者」も満足できる機能と性能を兼ね備えています。

CompanionLinkで「Outlookの会議予定も問題なく同期出来た(ECOユーザーフォーラム)」との情報を頂きました(2015.7.14追記)。Outlookの会議機能を使われる方は参考になさって下さい。

特徴

  • スマホと直接同期することも
    Googleを使わず、USB, Wi-Fi, Bluetooth経由でAndroidやiPhone, WindowsPhoneなどの スマホとOutlookを同期させることも出来るので、クラウドサービスを使いたくないユーザーのニーズにも応えてくれます。

    (Youtube・英語)

  • Outlook.com, Office365対応
    Googleだけでなく Outlook.com, Office365に対応しているので、クラウドでもマイクロソフトを使いたいという方にも。
  • コスパ良し(3PC対応)
    1ライセンスで3台までのPCにインストールできるので 会社や自宅のOutlookを同期させる方はもちろん、家族で別々にPCを使用している方にも便利
  • 純正システム手帳アプリが面白い!
    無料&広告無し&日本語画面対応の高機能システム手帳アプリ「DejaOffice」となら、Outlookのカレンダー, 連絡先, タスクに加えて、メモも同期するので Outlookのアイテムを余すことなくスマホで活用できます。
  • New OutlookやGoogleの予定やタスクをPCのデスクトップ壁紙に設定できちゃう CompanionLinkの姉妹ソフト 「DejaDesktop」 が新登場! 詳しくはこちら

CompanionLink for Outlook の特集記事はこちら
DejaOffice の特集記事はこちら

Sync2

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会社と自宅といったような 離れたPCにインストールされたOutlook上のデータを同じ状態にする 「データ同期ソフト」です。 もちろん、Googleのカレンダー, 連絡先, タスクとの同期も可能で、カレンダーなど同期の詳細設定についても、画面がこなれた感じで好印象です。 正直なところ、ランニングコスト的には他の製品に比べて高い印象がありますが、以下の特徴が ご自身のニーズに合っていれば 是非試してみて下さい。

また、多少の追加コストは掛かりますが、Dropbox Pro (Plus)と組み合わせることでビジネスユースにも耐えうる最強のOutlook同期ツールに化けます。 Dropbox Pro (Plus)のメリットとその活用方法(案)

特徴

  • 複数のOutlookを完全同期
    USBメモリやネットワークフォルダ, FTPを使って、複数のOutlookを完全同期(メモやローカルのメールも!)してくれます。 Googleなど無料のクラウドサービスを使わずに2台以上のOutlookを完全同期(メモやローカルのメールも含めて)したいなら、是非試してみて下さい。

Sync2 の特集記事はこちら

gSyncit

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当ブログで最初に特集したOutlookとGoogleの同期ソフト。 OutlookとGoogleの同期という観点では、他にも素晴らしいソフトが出てきているので(というよりも、後から他のソフトの存在を知ったので)、現在は突出した感じはありませんが、Google謹製のGoogle Calendar Sync が完全終了する前から 記事を公開していたので、日本での認知度は、割と高いのではないかと思っています。

※ gSyncitの試用版は、他のソフトと異なり、機能制限があります。「同期できるアイテム数が50まで&予定等の削除が同期できない」 ので、購入前に完全な動作確認をしたい方には向いていません。

特徴

  • GTD関連のクラウドサービスに強い
    Googleとの同期だけでなく、Toodledoをはじめ、Nozbe(ノズビー)や、Pocket Informant OnlineなどのGTD関連のクラウドサービスに対応しています。 ※なお、Toodledoについては 前述のEVO Collaborator for Outlook も対応しています。
  • OutlookのメモをGoogle Driveと同期
    前述のCompanionLinkは、純正のDejaOfficeというモバイルアプリや DejaCloudという独自のクラウドサービスと連携して Outlookのメモを活用できますが、gSyncitは OutlookのメモをGoogleドライブと連携できます。

gSyncit の特集記事はこちら

複数の切り口で比較してみる

どれが自分に合っているか、実際に試用版で試して頂くのが一番ですが、「全部試すのはめんどくさい」という方のために 複数の切り口で 各製品を比較してみました。 各ソフトの概要とあわせて参考にして下さい。

コストパフォーマンス

OutlookとGoogleの同期 ソフト 価格比較

※クリックすると拡大します。 CompanionLinkについては、メジャーバージョンアップで支払をした場合、そこからまた18ヶ月間の無料アップグレード期間が開始します。

どの製品も買い切りタイプなので ずっと使い続けることが出来ますが、バグ修正や改良などの通常アップデート、大幅な改良を伴うメジャーバージョンアップの提供ポリシーが異なります。 単に最初に支払う金額のみに着目するのではなく、必要なライセンス数やバージョンアップの費用も含めて検討するとよいでしょう。

個人的には、長期間なるべく安く済ませたいのなら円高・円安に関わらず メジャーバージョンアップが無料のEVO Collaborator for Outlookが断然おすすめ。円高でドル建てのソフトが安く買えるなら 高機能&PC3台で、無料のメジャーアップデート期間の長い CompanionLink もお得感があると思います。

機能

OutlookとGoogleの同期 ソフト 機能比較

※クリックすると拡大します。

機能面では Google以外のクラウドが必要か、必要な場合はどこと同期するか、他のOutlookとの同期が必要か、クラウドなしでスマホと同期したいかなど、ご自身の利用スタイルに合ったものを選びましょう。 ただし、設定項目が多いものは、同期初心者には向かないこともあります。

サポート&その他

OutlookとGoogleの同期 ソフト サポート&その他比較

※クリックすると拡大します。

Google翻訳などを使えば 英語のサポートでも問題ない方が大半かもしれませんが、実際にやりとりをしてみると、英語が苦手な私にとっては、技術的な質問を日本語ですることが出来るのは非常に効率的でした。

同期ソフトの選び方

ソフトを選ぶ基準は人それぞれです。私は 基本的にソフトに金をかけたくない(無料がいい!)派ですが、冒頭でも述べたとおり連絡先やスケジュールのように 個人または仕事上の大切な情報を取り扱う同期ソフトで、機能・性能・信頼性に満足がいくものが上記の4つです。

いずれのソフトも以下のポイントを押さえています。

  • ひとつのソフトで、カレンダー・タスク・アドレス帳 の3つが同期出来る
    「カレンダーのみ」、「タスクのみ」といった同期ソフトもありますが、複数のソフトを同時に使うとPCやOutlookの動作が遅くなります。オールインワンのソフトなら同期設定も1カ所で済みます。
  • 開発元の素性がしっかりしているもの
    大切な情報を取り扱うソフトだからこそ、公式ページに開発元の住所や電話番号が明記されていることや、創業年数や他の製品のラインナップ、認証の取得などから実績のあるメーカーのソフトを選びたいところです。
  • レスポンスの良いメールサポートが提供されているもの
    同期出来なくなった時などの問題解決は、ネットで検索するよりもサポートに聞くのが1番です。海外製の場合、言語や時差の問題は仕方ないですが、問い合わせに対するレスポンスが良く丁寧な回答をしてくれるメーカーのソフトは、購入後の機能向上や不具合対応に期待が持てます。
  • こまめにアップデートがされているもの
    メーカーがビジネスとして開発に取り組んでいるので、機能追加や不具合修正など、日頃からこまめなアップデートがされています。例えば Googleなどクラウド側に仕様変更があると同期に支障がでる場合がありますが、迅速に対応してくれる可能性が高いです。

上記を踏まえたうえで選ぶとしても、ご自身にとって使い勝手が良いかは やはり実際に試して頂くしかありません(前述のとおり、それぞれ無料で試用することができます)。初めて同期ソフトを使う方は、少し難しいという印象を持つかもしれませんが、一度設定してしまえば、快適な「同期ライフ」が待っています。同期初心者の方、パソコンが苦手な方も是非チャレンジしてみて下さい。

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