ここでは PC版 Outlook(Office365/2019)にGmailをIMAP接続で設定する方法を解説します。
(所要時間:約5分)作業の前にGmail側でIMAP接続を利用するための準備をしておいてください。
- アカウントの追加画面を開く
画面上部のツールバーからファイルをクリックし、アカウント情報画面でアカウントの追加ボタンをクリックします。
画面上部のツールバーからファイルをクリック
アカウント情報画面でアカウントの追加ボタンをクリック
- Gmailアドレスを入力
追加したいGmailアドレスを入力して接続ボタンをクリックします。
- Gmailにログイン
GmailにログインするためのID(メールアドレス)とパスワードを入力してログインします。
GmailにログインするユーザーID(Gmailアドレス)を入力して次へをクリックします。
Gmailにログインするためのパスワードを入力してログインをクリックします。
Googleアカウントで2段階認証を設定している場合は、画面の指示に従って確認コードの入力をおこないます。
- OutlookがGoogleの情報に接続するのを許可
OutlookがGoogleの情報(メール等)に接続するための許可を設定します。内容を確認したら「許可」ボタンをクリックします。
- 完了ボタンをクリック
完了ボタンをクリックして設定は完了です。完了後、Outlookは自分宛にテストメールを送信します。
- Outlook Mobile をスマートフォンにも設定する のチェックを入れたまま完了すると お使いのブラウザでOutlook Mobileアプリのダウンロード画面が開きます。
- 初めてGmailをOutlookに設定する時などで、アカウントの追加に失敗する場合があります。その場合は最初に戻ってもう一度試すと、大抵うまくいきます。
必要に応じて以下の記事の「アカウント名と同期の設定(主に差出人の表示名とサーバーの動作設定)」の箇所を参考に 微調整をおこなってください。
Outlookのアドイン「CompanionLink」を使うと Outlookのカレンダーや連絡先、タスクをGoogleと同期することもできます。
Gmail(IMAP)とOutlookのフォルダの対応関係について
GmailをIMAP接続でOutlookに設定した後のGmail側とOutlook側のフォルダの対応関係は以下のとおりです。
Gmail側 | Outlook側 |
---|---|
受信トレイ | 受信トレイ |
[imap]下書き | 下書き ※1 |
送信済み | 送信済みメール |
迷惑メール | 迷惑メール |
ゴミ箱 | ゴミ箱 |
スター付き | スター付き |
すべてのメール | すべてのメール ※2 |
重要 | 重要 ※2 |
アーカイブ | - ※3 |
スヌーズ中、チャット、予定、カテゴリ(ソーシャル・新着・フォーラム・プロモーション) | - ※3 |
- ※4 | 送信トレイ |
- ※4 | 同期の失敗 |
- ※4 | 検索フォルダ― |
- Outlookの下書きフォルダはGmail側の下書きフォルダとは別のIMAP専用の下書きフォルダに同期されます。
- すべてのメールや重要ラベルの付いたメールは、初期値ではOutlook側に同期されません。これらのフォルダを同期させるとOutlookの送受信が遅くなるためです。
- アーカイブやGmailの自動カテゴリは、Gmail独自の特殊フォルダ(ラベル)なので、Outlook側に同期されません。
- 送信トレイ、同期の失敗、検索フォルダ―はOutlook側固有の特殊フォルダなのでYahoo側に同期されません(仮に同期させても意味がありません)。
IMAP購読フォルダの変更方法
Gmailはメールを管理する仕組みがOutlookのようなフォルダ方式ではなくラベル(≒タグ)を使った方式のため、OutlookとIMAP方式で同期する場合、あまり相性が良くありません。
特に「すべてのメール・重要・スター」等の特殊なラベルは、メールの件数が多いと Outlookとの同期を極端に遅くする原因になるので、通常はOutlook側に同期させないことをお勧めします。
Gmail側のラベル(≒フォルダ)とOutlook間の同期のON/OFFは IMAP購読フォルダで制御することができます。