EVO Collaboratorの使い方(6)

複数のGoogleカレンダーとToDoリストの同期

仕事用や個人用といった具合に、カレンダーやToDoリストを 複数のGoogleアカウントに分けて管理している場合はもちろん、1つのGoogleアカウントで内で複数のカレンダーやToDoリストを使い分けている場合でも、EVO Collaborator for Outlook(以下「ECO」)を使ってそれらをOutlookと同期させることが出来ます。

ここではカレンダーやToDoリストを使い分けている場合における 追加の同期プロファイルの作成方法と、カレンダー,ToDoリストまたは連絡先のうちいずれかを同期対象から除外する方法について解説します。

基本の同期設定はこちら

複数のGoogleアカウントを使い分けている場合

複数のGoogleアカウントを使い分けていて、それらをOutlookと同期させる場合は単純に同期プロファイルを1つ追加するだけです。

2つ目のGoogle用同期プロファイルを設定する際のポイントは、空のプロファイルを選ぶことと、アカウント設定のホストネーム欄に以下のURLを手動で入力することの2点で、それ以外は1つ目の作成手順と同じです。

  • ホストネーム欄に記入するURL
    https://www.googleapis.com/.well-known/carddav

1つのGoogleアカウントで内で複数のカレンダーやToDoリストを使い分けている場合

1つのGoogleアカウントで内で複数のカレンダーやToDoリストを使い分けている場合も、同期プロファイルを追加するという点は同じですが、追加したいものが「カレンダーのみ」とか「ToDoリストのみ」といった場合は設定操作がややトリッキーで、順番を間違えるとうまく設定できないので注意しましょう。

空のプロファイルを選びGoogle APIのURLを入力
  • ホストネーム欄に記入するURL
    https://www.googleapis.com/.well-known/carddav

Outlook側の対象フォルダから不要なものを解除

例えばカレンダーのみを追加する場合は、連絡先とタスクのフォルダ入力欄をブランクにして カレンダーフォルダだけを指定します。

この操作は 必ず次の「テスト」ボタンを押す前におこないます

メールアドレスを入力して「テスト」ボタンをクリック

E-mailアドレス欄に gmailアカウントを入力して、ウィンドウ下部の「テスト」ボタンをクリックします。

アクセス権限の許可

1つ目のプロファイル作成時と同じように、Googleアカウントのログイン、アクセス権限の許可、認証コード画面が表示されるので画面の指示に従って進めます(※認証コード画面は単に閉じるだけです)。

Googleアカウントへのアクセスを許可します(ここは通常と同じ)。
認証コードのウィンドウはそのまま閉じます(ここも通常と同じ)。
Googleと同期するための項目が自動入力されました(ここも通常と同じ)。
アカウント設定欄で不要なURLを削除

手順④で認証コード画面を閉じるとアカウント設定欄の各種URLとパスワードが自動入力されます。

自動入力された3つのURLのうち不要なものを削除します (例えばカレンダーのみを追加する場合は連絡先URLとタスクURLを削除)。

Google側のカレンダーまたはToDoリストを選択

カレンダーURLまたはタスクURL入力欄の右側にあるフォルダアイコンをクリックして追加で同期させたいカレンダーまたはToDoリストを選択します。

適用ボタンを押して設定を確定

不要なURLの削除とGoogle側のフォルダ指定が終わったら、最後に必ずウィンドウ下部の「適用」ボタンをクリックします。「Success(成功)」と書かれたダイアログが表示されたら「OK」をクリックします。

適用ボタンがグレーアウトすれば、設定内容が確定しています。「閉じる」をクリックして完了です。

特に重要なのが手順②で、必ずテストボタンを押す前にフォルダの指定と解除を終えてください。後からOutlook側の対象フォルダを変更した場合は手順③のテストボタンからやり直す必要があります。

カレンダーだけ、ToDoリストだけ、連絡先だけを同期させたい場合

最初からカレンダーだけ、ToDoリストだけ、または連絡先だけを同期させる(またはいずれか一つを除外する)プロファイルを作る場合は、上記「1つのGoogleアカウントで内で複数のカレンダーやToDoリストを使い分けている場合」の手順を参考に、Outlook側の同期対象フォルダとGoogleアカウントの同期対象URL(フォルダ)の指定と解除をおこなってください。

運用する同期プロファイルが一つだけなら、上記のようなトリックを使わなくても普通に同期プロファイルを作成したうえで、EVOタブ内の左側にある全プロファイルの同期のON・OFFを切り替えるチェックボックスをOFFにすることで簡易な制御が可能です。