CompanionLinkの使い方(6)

詳細設定

ここではConpanionLinkの詳細設定について解説します。

詳細設定では、すでに説明した基本設定での項目を含むOutlook側のすべての同期設定にアクセスできます。

Outlookの同期対象フォルダや同期範囲の指定、分類項目フィルタ、全設定のリセットなど、より高度な設定が必要な場合に設定をおこないます。

  • 詳細設定画面には通常の設定画面の左下にある「Advanced」ボタンからアクセスします。
  • 便宜、同期の相手方をGoogleとして解説・記述していますが、その他のクラウドサービスやデバイスと同期させる場合は適宜読み替えてください。

一般タブ

  • 個人用カテゴリの同期設定
    個人用カテゴリとして割り当てられたアイテムを同期したい場合はチェックを入れます(初期値:ON)。

  • Startup
    PCを起動した時にCompanionLinkも起動します(初期値:ON)。

  • カテゴリ
    連絡先の分類項目をGoogleコンタクトのメモ欄に追記します (初期値:ON) 。

  • Outlook Autosync
    Outlookを閉じている場合に自動同期を実行しません(初期値OFF)。

  • 完了済みの仕事
    完了済みのタスク(ToDo)もGoogleに転送します(初期値:ON)。

予定表タブ

  • 予定表のアラーム
    アラーム設定を含めて同期します(初期値ON)。

  • 予定表日数範囲
    今日を起点にして 設定した日数の範囲で過去の予定を同期します(初期値:90)。

  • Contact Link Info
    イベントに連絡先が関連づけられている場合、カレンダーのメモ欄に連絡先情報を追記して同期します(初期値:OFF)。

例えばGoogleカレンダーに10年分の予定をため込んでいるなら、初回同期の際に「3650」(365日X10年)を入力すればGoogleカレンダーからOutlookに予定が取り込まれます。同期のパフォーマンスが低下していると感じる場合は、適宜範囲を調整して下さい。

Field Mapping タブ

Outlookの連絡先アイテムフィールドとGoogleコンタクトのフィールドをマッピングします。

  • フィールドとは住所や電話番号、複数のメールアドレスなど、連絡先に含まれる各種情報の種類を識別するための項目のことです。マッピングとは異なるデータベース間を同期接続する際にフィールド項目を一対一で割り当てることです。
  • フィールドマッピングはデフォルトのままで問題ないはずですが、強いていうならば「Email Fields」「Miscellaneous」「Note and Picture」の3つについては確認したほうが良いかもしれません。

マッピング変更の操作

Outlookの連絡先に関するフィールドは膨大なので区分ごとに表示を切り替えてマッピングをおこなっていきます。

フィールドの区分を選択する

一番上の「最も適当なフィールドを選択してください」と書かれた右のプルダウンリストから連絡先フィールドの区分を選択します。フィールド区分は以下のとおりです。

  • 会社住所
    「仕事」の住所フィールド。Outlookの勤務先住所フィールドが割り当てられています。

  • 自宅住所
    「自宅」の住所フィールド。Outlookの自宅住所フィールドが割り当てられています。

  • 住所(その他)
    「その他」の住所フィールド。Outlookのその他の住所フィールドが割り当てられています。

  • 電話フィールド
    電話番号関連のフィールド。自宅、仕事、その他に関する電話とFAX、携帯電話のフィールドが割り当てられています。

  • Email Fields(電子メール)
    電子メールの種類(自宅、仕事、その他)。Outlookの電子メール1,2,3が割り当てられています。

  • ユーザーフィールド
    ユーザー定義フィールド

  • Miscellaneous
    その他。ウェブサイト、誕生日、配偶者、子ども、上司、秘書、ニックネームなどが割り当てられています。

  • Note and Picture
    メモフィールドや写真フィールドの同期の可否を設定します。

フィールドを割り当てる

左側のGoogleコンタクトのフィールドに対して、割り当てるOutlook側のフィールドをプルダウンリストから選択します。

カテゴリーフィルタタブ

同期元のデータベースがOutlookの場合、Outlookの特定の分類項目に属するアイテムだけを同期させたい場合に、このタブから設定することが出来ます。デフォルトでは全ての分類項目(分類項目がないものを含む)が同期されます。

  • 全てのカテゴリと特定のカテゴリ
    特定のカテゴリだけを同期させる設定をおこなう場合にこのラジオボタンを切り替えます。

  • Apply filter to these applications
    上で「特定のカテゴリ」に切り替えると、この欄で選択したアイテムタイプ(連絡先、カレンダー、タスク、メモ)について分類項目フィルタが有効になります。なおチェックを外しているアイテムタイプについてはフィルタが適用されず全てのアイテムデータが同期されます

  • 右側の「カテゴリ一覧」
    青で選択・反転表示されたカテゴリにフィルタが適用されます。 一番上の「Category Field Blank」は分類項目の割り当てられていないものを指します。カテゴリの選択と解除はマウスクリックでおこないます

電話番号形式タブ(設定必須)

基本設定でおこなったものと同じタブです。どちらで内容を編集しても構いません。

同期項目タブ

基本設定でおこなったものと同じタブです。どちらで内容を編集しても構いません。

Outlook Folders タブ

同期させたいOutlookのアイテムフォルダをプルダウンリストから選択して指定します。

サブフォルダも含めてGoogleに同期させたい場合は「サブフォルダを含む」にチェックを入れます。Google側で新規作成したアイテムはここで指定したフォルダに同期されます。

上記画像は同期の相手方をGoogleとした場合のものです。そのため、Notes(メモ)フォルダのオプションが非表示になっています。

詳細設定タブ

基本設定でおこなったものと同じタブです。どちらで内容を編集しても構いません。

Outlookのプロファイルタブ

基本設定でおこなったものと同じタブです。どちらで内容を編集しても構いません。

Supportタブ

一般
  • Email Support
    サポートに必要なデータをZip形式で作成したうえで、Window既定のメールソフトを起動します。作成されたZipファイルをメールに添付してサポートに問い合わせることができます(ファイルの添付は手動)。

  • Support Website
    Windows既定のウェブブラウザで公式サイトのサポートページを開きます。

  • About
    ConpanionLinkのバージョンなどを確認できます。

  • Check for updates
    ConpanionLinkの最新バージョンの有無を確認します。

  • 登録
    開いたウィンドウで購入時のメールアドレスを入力すると試用版から製品版に切替わります。

Dedupe(重複排除)
  • Dedupe Outlook
    Outlook側で生じている重複アイテムを削除します。

  • Dedupe Google
    Google側で生じている重複アイテムを削除します。

Dedupe処理は重複したアイテムを一括して削除する上級者向けの機能です。アイテム数が膨大な場合は特に影響が大きいので事前にバックアップを取るなど慎重に使用してください。詳しくは公式サイトのナレッジベースを参照してください。

Data
  • Remove all settings
    CompanionLinkの各種設定を初期化します。ボタンをクリックすると確認のダイアログが表示されます。

  • Remove cached info
    CompanionLinkが保持しているキャッシュデータ(一時データ)を削除します。

  • パスワード変更
    ConpanionLinkの設定画面をパスワードで保護することができます。クリックするとパスワードの設定・変更用のダイアログが表示されます。

Logging
  • Enable Logging
    直近1日または5日間のConpanionLinkの同期ログを保存します。

  • Extended Logging
    詳細な同期ログを有効にします。


以上で詳細設定は完了です。