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CalDAV・CardDAVアクションの高度な利用

EVO Collaborator for Outlook(以下「ECO」)のCalDAV・CardDAVアクション欄では、クラウドまたはOutlook上のアイテムを参照して個別に編集(アップロード、削除、ダウンロード等)することができます。また同期がうまくいかない時のトラブルシューティングツールとしてここから原因を探ることも出来ます。

ここではCardDAV・CalDAVアクション画面説明や基本的な操作方法に加え、やや応用的な使い方も説明します。一部の機能を除いて通常はほとんど使用しませんが、必要に応じて参考にして下さい。

ローカル参照時のアイテムの色について

ローカルを参照するとOutlook側のデータが一覧表示されます。アイテムの文字色は4種類あり、それぞれ以下の状態を示します。

  • :クラウドとリンクされているアイテム(正常)
  • グレー:クラウドとリンクしていないアイテム
  • :ネットワークもしくは接続に問題があるためアップロードされていないアイテム
  • オレンジ:クラウドサービス側に拒否されたアイテム
ローカル参照画面
アイテムの色がグレーの例(赤枠内)

ローカル参照時に使える便利なショートカットキー

ローカル参照時に使えるショートカットキーは以下とおりです。一度にたくさんのアイテムを選択するときなどに便利です。

  • Ctrl+B
    黒のアイテムを選択
  • Ctrl+G
    グレーのアイテムを選択
  • Ctrl+D
    名前が重複しているアイテムを選択
  • Ctrl+A
    すべてのアイテムを選択
  • Ctrl+左クリック
    離れたアイテムを複数選択
  • Shift+左クリック
    一定範囲のアイテムを一括選択

Ctrl+Dは あくまでも名前部分で重複を判断しているので、重複に基づいて削除などの操作を行う際はアイテムの中身を確認することをおすすめします。

「詳細」タブと「ソースコード」タブ

「サーバー検索」または「ローカルを参照する」実行時のウィンドウには、画面右側に「詳細」タブと「vObjectソースコード」タブがあります。「詳細」タブは、選択したアイテムの詳細(というよりは概要)を確認することが出来ます。「ソースコード」タブではクラウド(サーバー)とOutlookの間でアイテムがどのように同期されたかを詳しく確認することが出来ます。

vObjectソースコードの表示例

ソースコードは どんな時に使う?

基本的には、トラブルシューティングの際、同期に問題のあるアイテムの原因を特定するために使用します。例えば ある連絡先アイテムの文字色が赤やオレンジになっている時など、同期に問題がある場合はソースコードをメール本文に貼り付けて(コピー&ペーストして)サポートチームに問い合わせます(実際にはサポートからそのように指示がされます)。

「サーバー検索」実行時

クラウド側からOutlookに同期出来ていない項目(フィールド)があると思われる時は、サーバー側のアイテムについてソースコードを確認します。

「ローカルを参照する」実行時

クラウド側からOutlook側に対して、ユーザーが予期しない項目や、不正確な内容が同期されていると思われる時は、ローカル(Outlook)側のアイテムについてソースコードを確認します。

各ボタンの役割と使用場面

CardDAVおよびCalDAVアクション欄の各ボタンをクリックすると、サーバー(クラウド)もしくはローカル(Outlook)にある各アイテムの状況を確認したり、操作したりすることが出来ます。アイテムを操作するにはアイテムを選択した状態でウィンドウ下部の各ボタンを使用します。

O2C Outlookからクラウドにコピー

役割

「ローカルを参照する」を実行している時に このボタンをクリックすると、Outlook側に存在するアイテムをクラウド側にコピー(=アップロード)することが出来ます。複数の同期プロファイルが存在する場合はアップロードするクラウドを選択することが出来ます。

使用場面

Outlook内の既存のデータをクラウドに反映させるときや、後述の「リンクを解除」する機能によって、同期対象から除外したアイテムを再び同期させるときに使います。

C2C クラウドからクラウドにコピー

役割

「サーバー検索」を実行している時に このボタンをクリックすると、複数の同期プロファイルが存在する場合に クラウド上のアイテムを別のクラウドに直接コピーすることが出来ます。

使用場面

例えばYahooカレンダーからGoogleカレンダーに乗り換える時などにも便利です。特にYahoo!Japanは現在エクスポートやインポート機能を提供していないのでこの機能は役に立つことでしょう。

役割

「ローカルを参照する」を実行している時に このボタンをクリックすると、クラウド側とOutlook側のアイテムの同期状態を解除することができます。リンクを解除したアイテムはクラウド側およびOutlook側に残り、クラウド側のアイテムは次回同期時にOutlookへダウンロードされます。

リンク解除前の状態

リンク解除前の状態。クラウド側とOutlook側は1対1の同期関係になっています。

リンク解除後

リンクを解除すると次回同期時にクラウド側のアイテムが「新しくリンクされた状態」でOutlook側にダウンロードされます。結果としてリンクされているものとされていないアイテムの2つがOutlook側に併存します。

ECOではサーバー(クラウド)側に存在するアイテムは必ずOutlook側に同期されます。したがって反対にOutlookからクラウドへの一方向同期をすることは出来ません。ただし、同期プロファイルの設定を工夫すれば「連絡先だけ」とか「カレンダーだけ」といったように、特定の種類のアイテムの同期を丸ごと無効にすることは可能です。

使用場面

特定アイテムを同期対象から除外する(=Outlookのみに存在させる)時などに使用します。具体的にはリンクを解除してOutlook側に2つのアイテムが併存した状態になったら、クラウド側のアイテムを削除します。結果的にクラウドとリンクされていないアイテムだけがOutlook側に残ります。

  • エラーが表示されてリンクが解除できない場合は、いったんOutlookを終了してから再度試してみて下さい。
  • 一度同期対象から除外したアイテムを 再び同期対象としてECOに認識させるには「Outlook内の既存のデータをクラウドに反映させる」の手順を参考に、同期させたいアイテムをクラウド側にアップロードしてください。

消去

役割

「サーバー検索」または「ローカルを参照する」を実行している時に このボタンをクリックすると、クラウド側もしくはOutlook側のアイテムを消去(=削除)することができます。なお「サーバー検索」時と「ローカルを参照する」の実行時では挙動が少し異なります。

使用場面

例えば何らかのトラブルでクラウド側から正しくOutlook側に同期されなかったアイテムを「ローカルを参照する」から問題のアイテムを消去して、再同期させる時に使います。

  • サーバー検索 実行時の消去
    「サーバー検索」実行時に消去ボタンをクリックした場合、クラウド側のアイテムを単純に削除します。ただしこの方法による削除には時間がかかる(画面が応答待ちになる)ので、ブラウザアクセスによるクラウド側の操作によっておこなう方がスムーズです。
  • ローカル参照 実行時の消去
    「ローカルを参照する」実行時に消去ボタンをクリックした場合、Outlook側のアイテムが削除され、次回同期時にクラウド側のアイテムが再度リンクした状態で同期(ダウンロード)されます。通常のOutlookによる削除では、同期実行時にクラウド側のアイテムも削除されてしまいますが、ローカル参照からの削除ではクラウド側のアイテムを保持しておくことが可能です。したがって単に「消去」と呼ぶよりは、「アイテムを消去して再ダウンロード」といった方が より適切でしょう。

ダウンロード

役割

「サーバー検索」を実行している時に このボタンをクリックすると、クラウド側のアイテムをOutlookにダウンロード(=コピー)することができます。ただし、前述のO2Cのようにコピー先を選択する機能はなく、プロファイルで設定したフォルダにコピーされるだけのようです。 アイテムがリンクされた状態(黒色のアイテム)でこのボタンを使用するとOutlook側のアイテムが重複するので注意してください。

使用場面

ECOではクラウド側のアイテムは自動的にOutlookと同期されるので、このボタンの有効な活用方法は不明です。何らかの事情でクラウド側のみに取り残されているデータをダウンロードする時に使うのかもしれません。