ここでは、以前当ブログに設置していたフォーラムに寄せられた EVO Collaborator for Outlook(以下「ECO」)のトラブルシューティング事例を掲載しています。
このページの掲載内容の実行によって生じたいかなる結果についても責任は負いかねますので予めご了承ください。操作について不安がある方は公式サポートに問い合わせることをお勧めします。
アクティベーション関連
❶ アクティベーションを解除しないでECOをアンインストールしてしまった場合は?
PCを初期化(≒工場出荷状態に戻す)にしていなければ、ECOを再インストールすることでライセンス情報が自動で読み込まれます。
別のPCにライセンスを移行したい場合はアクティベーションと逆の手順で旧PCのアクティベーションを解除し、新しいPCにECOをインストール&アクティベーションしてください。
このことから同じPCでECOを最新版にアップデートする場合はアクティベーションを解除する必要はなく、旧バージョンをアンインストールしてから新バージョンをインストールすればそのまま使うことができます。
❷「EMSG04」や「EMSG06」などのエラーが表示されてアクティベーションができない(または解除できない)時は?
Outlookを終了させて以下のファイルを削除します(心配な場合は別の場所に退避させてください)。
C:\Users\ユーザー名\Documents\Evo Collaborator Outlook\license.dat
その後、Outlookを再起動させ、ECOのアクティベーション画面を開いて操作を完了させます。
❸ アクティベーションを解除しないでPCを初期化してしまったら?
ECOのアクティベーションを解除しないで、PCを初期化してしまったり廃棄してしまったなど、物理的にアクティベーションの解除が不可能な場合は公式サポートに問い合わせる以外に方法はありません。
アクティベーションコードが旧PCに紐づけされているのを解除してもらう必要があります。
❹ アクティベーションキーが送られてこない時は?
購入ページには「数時間以内」と表記がありますが、実際にはそれほどかからないと思います(多分数分くらい?)。念のため迷惑メールフォルダに振り分けられていないか確認してみてください。
まれにPaypalに登録したメールアドレスが間違っていてライセンスを送ることができないケースもあるようですので、必要に応じてPayPalの登録もチェックしてみてください。
それでも届いていないようなら公式サポートに問い合わせてみてください。
❺ アクティベーションに関する問い合わせ方法は?
アクティベーションに関するトラブルで公式サポートに問い合わせる際は、ライセンス購入者であることを証明するため以下の情報を合わせて伝えると話が早いです。
- 購入時のPaypalの取引ID(Transaction ID)
- Paypalのメールアドレス
- 名前
- 購入日時
同期設定関連
❶ Outlookで分類項目を設定している場合、ECOを使ってその分類項目を含めてGoogle Calendarへ同期できる?
ECOでは、Outlookの分類項目をGoogleカレンダーに同期させることはできません。分類項目を同期させたい場合は CompanionLinkを検討してみてください。
❷ Outlookの「連絡先グループ」を同期できる?
ECOや競合製品も含めて、「Outlookの連絡先グループ」とGoogle Contactのグループを同期することはできないようです。
厳密には、Outlookで連絡先グループを作成して同期実行すると、連絡先グループ名だけが単体の連絡先としてOutlookからGoogle側に同期されます(この時グループ内に登録したアドレス等は同期されません)。またGoogle Contactで作成した連絡先グループもOutlookの連絡先グループに同期しません。
なお、 CompanionLink であれば Outlookの分類項目とGoogle Contact のグループを相互に同期させることは可能です。
❸ ECOを最新版に更新したあと「Exception:メソッドが見つかりません: Boolean CardData」などのエラーメッセージがでて同期できない時は?
ECOをバージョンアップ(アップデート)する際は、いったんECOをアンインストールする必要があります。上書きインストールしてしまった場合は、いったんECOをアンインストールして再インストールをお試しください。上書きインストールしていないにもかかわらずエラーメッセージが出る場合は公式サポートに問い合わせてください。
❹ proxy環境下でログインIDとパスワードが必要な場合の設定は?
こちらを参照してください。
❺ 予定の同期期間設定(例えば過去1ヶ月、未来3ヶ月)はできる?
ECOでは同期期間の設定(例えば過去1ヶ月や未来3ヶ月)はなく、すべての予定が同期されます。なお2回目以降は変更がない予定アイテムなどは同期時にスキップされるので、同期に関する動作の速度は確保されるようです(ECOのサポートの方によれば、数千件のアイテムがある場合でも動作するとのこと)。
※ただし、ECO導入時に既存のデータをアップロードする際は予定の件数が膨大な場合、かなりの時間を要する可能性があります。
❻ GoogleからOutlookへ同期できるが、OutlookからGoogleに同期できなくなった場合にチェックすべきことは?
以下の点を確認してください。
- 同期プロファイルの設定でアカウントオプションの「読み込みのみ」にチェックが入っていると クラウドからOutlookへの一方向同期になります。その場合はチェックを外してください。
- EVOタブの一番左側にあるCalDAVとCardDAVアカウント欄にある 全体の同期を制御するオプションのチェックを確認します。チェックが入っていない場合はチェックを入れてください。
- ECOを初めて使う場合は Outlook内の既存のデータをクラウドに反映させる作業が必要になります。この作業をおこなっていない場合は反映させる作業をおこなってください。
これらと異なる原因で同期できない場合は公式サポートにお問い合わせください。
❼ 同期できなかった予定の一括同期をするには?
こちらの記事を参考に「ローカルを参照する」を開き、エラーで同期できなかったアイテム(赤色のアイテム)を選択してクラウドに再アップロードする必要があります。
アップロードに成功してアイテムの文字色が「黒(正常)」になれば、次回以降は正しく同期するはずです。
❽ Google側の特定のカレンダーと同期させるには?
こちらの記事を参照してください。