Enpassの使いかた

パスワードのサブセットを生成する

一部のサイトやアプリでは追加認証にパスワードのサブセットの入力を求められる場合があります。

※サブセット≒構成物から抽出された一部のこと

例えば某銀行のネットバンキングでは第2暗証番号が発行されていて、振込などの認証時に「左から〇番目と〇番目の数字」といった具合にランダムの順序で抽出したパスワードの入力を求められます。

例:第2暗証番号『123456』の時、「左から2、6、5、3番目」の入力指示 =「2653」

この銀行のように元のパスワードが単純なケースでは目視でサブセットを抽出するのも簡単ですが、複雑なパスワードが設定されている場合は抽出時のミスが発生しやすくなります。

そこでEnpassには複雑なパスワードでもサブセットを簡単に抽出してクリップボードにコピーする機能が用意されています。なお、モバイル版Enpassにはサブセット生成機能はありませんが、目視での抽出を補助する機能が用意されています(こちら)。

サブセットの作り方

Enpassでパスワードのサブセットを作るには以下の手順で操作します。

  1. サブセットを表示をクリック

    アイテムを表示して、サブセットを生成したいパスワード欄を クリック > サブセットを表示をクリックします。

    ちなみに右クリックのメニューで「拡大して表示」を選ぶと、各文字列に対応した桁番号を簡単に確認できます。目視でサブセットを抽出する時にはこちらが便利かもしれません。

  2. 抽出位置を指定してコピー

    パスワードの抽出位置を半角数字で指定してコピーボタンをクリックします。なお、数字は半角スペースで区切ります。

    サブセットの指定方法は以下のとおり。複数指定する場合は各条件を半角スペースで区切ります

    前から〇番目

    正の数で指定します。
    例:前から5番目と3番目と6番目と2番目⇒「5 3 6 2」

    後ろから〇番目

    負の数で指定します。
    例:後ろから5番目と3番目と6番目と2番目⇒「-5 -3 -6 -2」

    前から〇番目と後ろから〇番目

    正の数と負の数を組み合わせることも可能です。
    例:前から3番目と後ろから2番目⇒「3 -2」

    前から〇番目を先頭にして〇文字

    正の数をコロン「:」で繋げて指定します。
    例:前から3番目の文字を先頭にして4文字⇒「3:4」

  3. サブセットを貼り付けて終了

    所定の入力フィールドにコピーしたサブセットを貼り付けます。

モバイル版Enpassのサブセット作成補助機能

モバイル版Enpassにはサブセット生成機能はありませんが、目視での抽出を補助する機能が用意されています。アイテム詳細画面でパスワード部分を1タップして表示されるメニューから「もっと」をタップすることで各文字列の桁番号を簡単に確認できます。

補助機能の出し方